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≪麓の直売所 cedar & deer Café≫ のコンセプトの紹介です。

本日は、早川町にオープンしたカフェのコンセプトを詳しく紹介致します。
以下は、デザインして頂いた、アーティストの方の文章です。

≪麓の直売所 cedar & deer Café≫ のコンセプト

山梨県南巨摩郡早川町は日本一人口が少ない町。南アルプス山脈の麓に位置し早川渓流が流れる山あいの景観が美しい。人口のほとんどが自給自足の生活を基本とする60歳以上の高齢者。
その町民たちが今、過疎化と気候変動による様々な問題と日々戦っている。
「地球温暖化による集中豪雨が原因で土砂崩れが多発し南北を結ぶ1本の県道が1年中どこかで分断を余儀なくされる」  「山の獣、鹿、いのしし、猿による獣害問題は自給の町民の畑や森林に多大な被害を与える」この2点の問題は非常に重大であり、世界に通ずる地球規模の問題でもある。

早川町から日本全国に向けて、世界に向けて上記の問題を発信する場所として  「麓の直売所 cedar & deer Café」を存在させることが基本コンセプトである。全体のデザインは40歳代以下の人たちをターゲットとし若い人達が集う場所を作ることを目的とした。町の人々が直売所で日々の買い物する傍らカフェに集って各集落の町民と若者や観光客がコミュニケーションする場所になって欲しい。

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<cedar & deer Café>
1.建物の正面デザインは南アルプスの登山口であることとキャンプ客が多いことを意識しアウトドアスタイルにした。
2.南アルプス山脈の麓、早川町。「麓」の漢字から読み取れるように「ふもと」は昔から木々と鹿が共存する場所だった。店名に「麓」を使うことにより現在の獣害問題を含ませた。

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3.「麓」の字を「林」と「鹿」に分解し「cedar (杉林) & deer (鹿)
4.ロゴマークも杉林と鹿のイメージイラストである。

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5.赤い壁は「もみじ」と言われる鹿肉と美しい早川町の紅葉を表す赤。

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6.床に鹿の足跡。食物を探してテーブルの回りを徘徊し、柱の影に消えて行く牡鹿と子鹿の足跡。

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7.柱は6本の杉の木を象徴している。柱頭には杉の葉の形を彫刻し、樹皮を鹿に食べられないようトタンを巻いた全国各地で行われている獣害対策を施した木を表現している。

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8.金庫回りの壁と正面玄関ガラス扉の模様は杉の実、杉の花粉を顕微鏡で見た形と水の結晶の形を散らしている。それらは山と川に囲まれた早川町の空気中に漂うものである。

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9.早川町旧公民館で80年前使われていた会議机と100年前の古民家の廃材を再生した机を配し「早川PRルーム」として、次世代に早川を伝えてゆく空間にした。今後観光パンフレットなどを設置。

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<麓の直売所>
1. 杉の挿し木植林が集中豪雨による土砂崩れの要因の一つとも言われている。
2. 「土砂崩れと落石」がコンセプトである「石の柱」を早川渓流で採取した石を使って制作した。
3. 県道脇に続く美しい石垣が落石防止のコンクリートと金網に覆われ変貌してゆく様への警鐘。

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4. 黄色い壁は、春一番に咲く花の色を表現し、将来に向かう早川町の開花を願う。
5. 一方で集中豪雨が多くなってきた地球規模の気候変動に対する警告の黄色でもある。

店舗デザイン、アート、コンセプト:吉田亜世美
http://www.ayomi-yoshida.com/

世界の何処にも無い、ここだけの空間。
誰にもまね出来ない個性的なカフェ。
斬新で洗練された感性は、不変的だと思います。
早川町に一年間通って町の良い所、悪い所を見て考えて下さったそうです。
吉田さんどうもありがとうございました。
皆さん直接この空間を楽しんで下さい!

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